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東京大学出版会から出版されている統計学の参考書のレビューです
評価は星五つです
☆☆☆☆☆
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現代社会においては,さまざまなデータを正しく扱うことが全てに優先する.本書は,われわれの生活や社会と直接・間接にかかわりをもつ分野で用いられている統計的方法の基礎から応用までを,具体例に即して分かりやすく解説する.
統計学入門の姉妹書です
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以下のリンクは当ブログの統計学入門のレビューページです
統計学入門
1.統計学とデータ『人文社会科学の統計学』
1.1 統計学の役割
1.2 調査にともなう誤差
1.3 無作為標本抽出と確率
1.4 有意確立と仮説検定
1.5 標本誤差と標本の大きさ
2.データの分析
2.1 データのグラフ表示
2.2 相関係数
2.3 回帰分析
3.標本調査法
3.1 全数調査と標本調査
3.2 単純無作為抽出に基づく標本調査法
3.3 その他の標本抽出法
3.4 標本調査の例
付.無作為抽出における分散?2の評価
4.統計調査と経済統計
4.1 統計調査
4.2 おもな経済統計
4.3 国民経済計算(SNA)
5.地域統計
5.1 地域統計データ
5.2 統計地域
5.3 地域統計の分析
6.経済分析における回帰分析
6.1 線型回帰モデル
6.2 標準的な仮定
6.3 最小二乗法による係数の推定
6.4 誤差項の系列相関
6.5 分散不均一性
6.6 多重共線性
6.7 マクロ経済モデルとその推定
7.経済時系列データの分析
7.1 時系列の記述統計的方法
7.2 確率過程と時系列モデル
7.3 非定常経済時系列の予測
8.社会調査
8.1 社会調査の進め方
8.2 調査表の作り方
8.3 サンプリングのしかた
9.社会移動データの分析手法
9.1 移動表と移動指標
9.2 対数線形モデル
10.要因探求の方法
10.1 データ構造と因果的メカニズム
10.2 共通要因のコントロール
10.3 媒介要因の探求
10.4 指標値のちがい
11.心理測定データの解析
11.1 心理測定データ
11.2 一次元尺度の構成
11.3 多次元尺度構成法
付.ヤング・ハウスホルダーの定理
12.テスト理論
12.1 古典的テスト理論
12.2 項目反応理論
12.3 テスト情報量
12.4 項目反応モデルの応用
13.心理・教育データのための統計的方法
13.1 因子分析法
13.2 実験計画法
13.3 研究成果の統合
基礎的な統計学の知識を人文・社会科学の方面に特化させた本ですね
文系の人にも読みやすく、統計学の知識の実際の場での使い方などを学ぶことができます
上記の幅広い分野での統計学の手法を学べるんですね
とはいっても残念ながらそれぞれの分野の触りを扱っているだけで、一冊で全ての分野が仕上がることはありません
人文・社会科学分野で統計学がどのように使われているかを幅広く、薄く学ぶのがこの本の使用の目的ですね
使用期間は長くても二ヶ月といったところでしょうか
この本を終えたら自分が進めたい分野を選んでその専門書を読むのがオススメです
どんな学問でも一番最初に広く浅く進めて、展望を得ておくことは非常に大切です
短期間で浅く進めておくと今後の指針が立ちやすくなるんですね
統計学入門を進めたら是非とも読みたい一冊です