一言で数学と言ってもその分野は様々です

数学ⅠAⅡBⅢCとわかれるだけではなく、整数、確率、微分、積分、極限などと、非常にいくつもの分野があります

つまり、『数学ができない』といっても、対抗策はなかなかとることができず、なるべく分野を掘り下げて、その原因を考えることが大切なんですね

このように、分野に対する考え方は、網羅系の参考書を終えた後になるとさらに大切なものになってきます
そもそも、分野に対する意識が大切な理由は二つあります

一つ目は、そもそも数学はそのような分野の集合体であるから、一つ一つの分野をしっかりと対策すればそれが数学全体への対策になるというものです

もう一つは、自分が受ける大学がどのような分野を好んで出題する傾向にあるのかを知り、その分野を潰すことで数学全体の力が多少足りなくても、しっかりと合格点を取ることができるからです

勉強を始めましょうというとすぐに紙とペンを持ってしまう人がいますが、これは勉強方法として正しくありません

まずは、目標、ゴールを分析し、それに必要な知識と道筋を整理しましょう

最低でも以下の進学資料サイトなどから学校自体の資料を取り寄せることや予備校やZ会の資料に良く書かれている学校、学部の分析などに目を通すようにしましょう
なるには進学サイト

Z会資料請求



このようにゴールをしっかりと意識すると分野別対策の重要性がわかります

もちろん、一般的に『数学が得意』な人はいるわけです

どんな模試でも高得点を取得でき、難しい問題にでもくらいついていけるような人ですね

でも、実際にはそのような段階までいくのって凄く難しいと思うんですよ

時間がなかったり、勉強しなくてはいけないとわかっていてもヤル気がおきなかったり

それならば、数学を得意にすることはある程度諦めて、自分が受ける大学だけでも一定の点数を取れるような力を身に付けるのも、受験対策としてはかなり有効なんですね

また、数学が得意な人であっても、分野対策をしてさらに得意な分野を作っておくことで、受験において失敗するリスクを最小限に抑えることができるんです

何があってもこの分野の問題だけはある程度は食いつけるっていう分野を作っておくと、点数の最低ラインが確保されるんです

では、実際に、どのような分野がお買い得なのでしょうか?

わかりません

学校によって全く異なります

自分でもう一度資料請求をしてしっかり調べてみてください

ちなみに、僕の場合は東大を受験しましたが、確率と微積分の二問だけは落とさないように重点的に演習を行いました

分野対策としては以下のような本を使いましたね
ハッとめざめる確率 細野真宏の確率が本当によくわかる本―数I・A (1週間集中講義シリーズ)
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上記の二冊に加えて、時間がないときでも、確率や微積分の問題だけは必ず毎日解くようにしていました

慶應の受験もしましたが、慶應のほうは余裕があると思っていたので特に調べて分野別対策を行ったりはしませんでした

それでも、他の受験生には、自分が受けるつもりの大学は全て調べて対策を行うことをオススメします

このように書くと、なるべく早い段階で分野別対策に入るように仕向けてるみたいに見えますが、あまり早い段階で分野別対策に入ってはいけません

最低でもチョイスシリーズレベルの解法の暗記にある程度取り組んで、数学の全体像を把握してから分野別の対策に入りましょう
チョイス新標準問題集数学1・A (河合塾シリーズ) チョイス新標準問題集数学2 (河合塾シリーズ) チョイス新標準問題集数学B (河合塾シリーズ) チョイス新標準テキスト数学3・C (河合塾シリーズ)
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受験は情報戦でもあり、時間との勝負でもあります

時間が取れないのであれば、自分が受ける大学に合わせた勉強法になるべく早くシフトすることは非常に大切なんですね